架空のIT業者装いコロナ給付金を虚偽申請 共謀した会社員男性の口座に100万円振り込ませる 詐欺容疑で男3人逮捕 鹿児島県警

 新型コロナウイルスの持続化給付金をだましとったとして、鹿児島県警捜査2課と鹿児島西署など4署は13日、詐欺の疑いで、霧島市国分中央5丁目、会社員の男(45)と、大阪市中央区北久宝寺町1丁目、飲食店従業員の男(30)、鹿児島市吉野町、会社員の男(23)を逮捕した。

 3人の逮捕容疑は2020年7月、薩摩川内市の会社経営の男性(27)と共謀し、売り上げが50%以上減った月がある県内の架空のIT関連業者を装い、男性名義で虚偽の確定申告書などを添付し中小企業庁に給付金を電子申請、男性の口座に同年8月、現金100万円を振り込ませた疑い。

 捜査2課によると、霧島市の会社員の男は23年8~12月に同様の詐欺容疑で5回逮捕、起訴され、被害額は今回の逮捕を含め計700万円。同課は捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていない。

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