津高生約480人が研究成果を発表 持続可能な市を目指す普通科 理数科は実験交え解説も/岡山・津山市

岡山県津山市の津山高校の普通科と理数科の本年度課題研究発表会が13日、同校100周年記念館=津山市=で開かれ、生徒たちがさまざまな分野で取り組んだ研究の成果を報告した。

1年生と2年生の約480人が参加。プレゼンでは2年生の10班が、「流行語から紐解く言語の共通点と相違点」「小学1年生への分かりやすい授業構成」など、それぞれのテーマで仮説に基づいた実験などを行い、その結果や考察を発表した。

人口増加を促して持続可能な津山市を目指す方策を考えた普通科の班は「スマートシティを実現することで老後を見据えて定住できるようになり、PR方法を見直すことで他の地方からも移住者が増える」と提案した。

理数科の班は「バックスピンする物体の跳ね上がり現象の解明」と題し、射出装置を作って実験し、回転数・重心のずれとの関係などについて、力学的な考察を交えて解説した。体育館ではポスターセッションが行われた。

同校は文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール」に指定されており、この日は同じく指定を受けている鳥取県の鳥取西高校と米子東高校の生徒が参加し、交流を深めた。

岡山県津山市の津山高校の課題研究発表会

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