ヤマウラの元経理担当ら逮捕 業務上横領疑い、長野県警

 東証プライム上場の建設会社ヤマウラ(長野県駒ケ根市)の子会社から不正に預金を引き出したなどとして、長野県警が業務上横領の疑いで、同社の元経理担当だった60代の男=懲戒解雇=と、30代の長男を逮捕したことが14日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、2人は共謀して、子会社「ヤマウラ企画開発」(東京)の口座から預金を引き出し、着服した疑いが持たれている。

 ヤマウラは昨年9月、両社の経理業務を担当していた男が2013年3月~23年4月、子会社の口座から計約26億円を不正支出していたとの報告書を発表。被害届を提出していた。

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