ユダヤ系米市民、6割余が治安悪化を実感 ハマス攻撃後=調査

Kanishka Singh

[ワシントン 13日 ロイター] - 人権擁護団体「アメリカン・ジューイッシュ・コミティー」が13日に公表した調査で、ユダヤ系米国人の3分の2が2023年末時点で前年に比べて安全でなくなったと感じていることが分かった。

調査は、イスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃直前の昨年10月5日から11月21日の期間に18歳以上の1528人に電話とオンラインで実施した。

その結果、ユダヤ系米国人の約63%が1年前より安全でなくなったと感じると答えた。変わらないとの回答は約34%、より安全になったとの回答は3%だった。

複数の人権団体が、昨年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃以後、米国では反ユダヤ主義、イスラム嫌悪、反アラブ主義が強まっていると指摘している。

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