機密文書巡るバイデン氏不起訴、「特別扱い」の見方半数超=調査

Jason Lange

[ワシントン 13日 ロイター] - 米特別検察官が先週、機密文書持ち出しを巡りバイデン大統領の刑事訴追を見送ったことについて、同氏が特別扱いを受けたと国民の約半数が考えていることがロイター/イプソスの調査で明らかになった。

回答者の約53%、民主党支持者の29%が「バイデン氏は大統領であるため特別扱いを受けた」との見方に同意した。

バイデン氏は「好意的かつ善意ある、記憶力の悪い高齢者」という印象を陪審員に与える可能性が高いため起訴は難しいとした特別検察官のコメントを多少は知っているとの回答は46%だった。

バイデン氏が機密文書を違法に持ち出したと信じられるとの回答は約64%、民主党支持者では50%だった。トランプ氏の機密文書持ち出しが違法だったことが信じられるとしたのは68%だった。

全体の約78%、民主党支持者の71%がバイデン氏は大統領として年を取り過ぎているとみており、再選を目指す同氏にとって年齢が弱点になっている可能性が改めて示された。

大統領選でバイデン氏と対決する公算が大きい共和党のトランプ前大統領も77歳と高齢だが、年を取り過ぎているとの見方は53%にとどまった。

調査は9日から12日にかけて全米の成人1237人を対象に行われた。誤差は約3%ポイント。

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