ナカニシ12月期連結決算 売上高が過去最高更新 国内外で販売好調も、経常利益は微減

ナカニシ

 歯科医療機器製造のナカニシ(鹿沼市下日向、中西英一(なかにしえいいち)社長)が13日発表した2023年12月期連結決算は、売上高が前期比22.6%増の596億9200万円と過去最高を更新した。一方、経常利益は2.3%減の172億3800万円だった。国内外で販売が好調だったが、欧米の規制強化などによる開発コストの増加などが影響した。

 新製品導入や値上げが奏功し歯科、外科、機工の全事業で増収となった。昨年8月に子会社化した米国デンタルチェアメーカーの株式取得で差益が発生し、特別利益117億円を計上。純利益は83.1%増の228億3500万円だった。

 24年12月期連結業績予想は、売上高が24.7%増の744億3200万円、経常利益は24.1%減の130億8800万円、純利益は61.1%減の88億9400万円。

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