藤井聡太八冠(21)がプロ棋士になって驚いた加藤一二三九段とのエピソード 「昼休憩終わっていないのに…」 30人限定 参加費35万円のファンミーティング

バレンタインデーの14日、将棋の藤井聡太八冠初めてのファンミーティングが開かれました。30人限定で行われ参加費はなんとひとり35万円。大ファンの女性たちを笑顔で魅了しました。

史上初の八大タイトル独占を達成し、とどまることを知らない藤井八冠の人気。14日、ファンにはたまらないイベントが!

(木下大記者)
「東京・千代田区のホテルでは、藤井聡太八冠のファンミーティングが行われます。開始まで1時間半近くありますが、すでにファンの姿が見られます」

14日午後、東京で開かれた藤井聡太八冠のファンミーティング。全国から藤井八冠の大ファンの女性たちが集まりました。

(ファン)
「近くでお話が聞けるだけで幸せです」

このファンミーティング、日本将棋連盟が将棋会館の建設費を募るクラウドファンディングの返礼品で、30人限定で参加費は35万円。高額ですが、なんと3時間ほどで完売したそうです。

そして、目の前に藤井八冠が!ファンにとって念願の瞬間が訪れました。

プロ棋士になって驚いたことは…「現金で払わないといけないこと」

(藤井聡太八冠)
「王座戦が9月~10月だったので4か月くらい前になるが、実は家族の間でも八冠のお祝いをしたことがない。(今回)初めて八冠のお祝いをしていただくかも」

イベントでは、参加者からの質問に藤井八冠が答えました。

(室田女流二段)
「心の準備はいかがですか?」

(藤井八冠)
「お手柔らかにお願いします」

藤井八冠がプロ棋士になって、一番驚いたこととは?

(藤井八冠)
「対局中に、昼食代を現金で払わなくてはいけないこと(笑)」

(室田女流二段)
「現金を忘れなくてよかったですね(笑)」

(藤井八冠)
「財布を持っていて良かった」

さらにもう一つ、加藤一二三九段とのデビュー戦でも驚いたことが。

加藤一二三九段 昼休憩は終わっていないのに…

(藤井八冠)
「加藤一二三九段が昼休憩が終わっていないのにビシっと指された。大変驚いた。おかげで普通のことでは驚かなくなった」

対局では見られない笑顔の藤井八冠でした。

そして14日、大分県にも念願が叶った人が!

(大分県別府市・長野恭紘市長)
「心から嬉しい気持ちでいっぱいです」

藤井八冠が初防衛に臨む名人戦の第4局が、大分県別府市で開催されることに。

タイトル戦の開催地は「勝負めし」をはじめ、対局のたびに話題になり「藤井八冠に来て欲しい」という自治体が続出。別府市も市制100周年事業の目玉として名人戦の開催地に立候補していたんです。

(大分県別府市・長野恭紘市長)
「温泉の場所としてだけ以外の食の魅力も皆さんにお届けできるのでは」

ちなみに勝負がもつれると、第6局の舞台は名古屋に!おととし藤井八冠が棋聖戦で防衛を果たした、大須の万松寺が会場です。

どこに行っても注目される藤井八冠。ますます目が離せません。

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