水面が茶色に変色…中海で「赤潮」確認 今年初めて

出雲河川事務所によりますと、13日、今年に入り初めて中海で赤潮が確認されました。

13日午後3時頃、中海を巡視中に島根県安来市島田町付近他で水面が茶色に変色していることが確認されたため、採水・検鏡を行った結果、赤潮の原因種である渦鞭毛藻網(ヘテロカプサ ロツンダータ)が確認されたということです。

周辺で異臭や魚の死骸などは見つかっておらず、引き続き巡視を行い、状況を監視するとしています。

湖のような水域では、プランクトンの餌となる窒素やリンが増加しやすく、条件が整うとプランクトンが異常増殖し、水面が着色する赤潮が発生するということです。

中海ではほぼ毎年確認されていて、去年確認された6件のうち、5件が2月から3月に確認されています。

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