【山口天気 夕刊2/14】あす15日(木)もコート不要の暖かさだが雨傘が活躍 金曜は天気回復も北風冷たい…激しい寒暖差に注意

バレンタインデーの、きょう14日(水)も南からの暖かな空気の流入で、季節大幅先取りの暖かさとなりました。

最高気温は萩で20℃に達するなど、多くの所で4月並み…サクラの季節も過ぎた頃の気温となりました。

一方で、この暖かさをもたらす南寄りの風が湿った空気も運び、きょう日中はだんだん雲が増え、夕方頃からにわか雨の所も出てきています。

あす15日(木)にかけては、引き続き南から湿った空気が流れ込むことに加え、日本海を次第に南下して県内に迫る前線や低気圧の影響で、より大きく天気が崩れてくる見通しです。

今夜は、わずかににわか雨があるかどうかですが、あす15日(木)、まず午前中は、南からの湿った空気に伴う弱い雨雲が度々流れ込む予想。午後は北から前線に伴う、ややまとまった雨雲が近づき、夜は本降りの雨になる所が多くなる、とみています。

雨が斜めから降り込む強い風や、雷などの不安定な空模様にも注意が必要です。

ただ、ぐずつく天気でも気温は高く、萩や長門は最高気温20度の予想…暖かい雨となるでしょう。

なお、今週の天気予報では、もしかすると「春一番が吹くかも」と、お伝えしてきました。

気象台が「春一番が吹いた」という発表を行うには、「立春から春分の間」で「強い南寄りの風」が吹き、「前日より気温上昇」という3条件を満たす必要があります。

そのうち、あす15日(木)は、風に関しては沿岸部で少し強まるものの、南風になるかどうかは微妙で、「前日より気温上昇」も一部の場所に止まりそうな雰囲気…県内で春一番発表となる可能性は、現時点では低いだろう、という雰囲気です。

ただし全国的には、関東地方など太平洋側の地域を中心に条件を満たして、「春一番」発表のニュースがあるかもしれません。

あす15日(木)は暖かな南風で、前日並みの暖かさは続く見込みですが、金曜日は、いったん北風が吹いて気温の上がり方は鈍くなり、週末は土曜日の朝は底冷えが少々厳しいですが、その後は再び春本番先取りの暖かさ…と、この先は寒暖の変化が、やや激しくなっていきそうです。

体調を崩さないよう十分気をつけて過ごしましょう。

また、週末はお出かけ日和ですが、来週は前線や低気圧の影響を受けやすく、曇りや雨のぐずつく天気が、少々長く続く心配があります。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

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