「モンゴルでの金採掘」で1800万円詐欺疑い、60歳男逮捕 実態ない事業で出資受ける

京都府警下京署

 金採掘事業への出資名目で現金計1800万円をだまし取ったとして、京都府警下京署は14日、詐欺の疑いで、東京都杉並区、合同会社代表社員の男(60)を逮捕した。

 逮捕容疑は、知人を介して知り合った京都市西京区の男性(84)に対し、2017年2月9日ごろ~5月10日ごろ、電話で「モンゴルで金を採掘して売却し、1年で出資金の40%を配当金として出せる」などとうそを言い、同2月15日~6月4日、南区のホテルなどで計6回にわたり、計1800万円を受け取った疑い。「出資を受けたが、だましたつもりはない」と容疑を否認しているという。

 下京署によると、採掘事業は実態がないとみられ、男性には17年3月に10万円が振り込まれたのみだったという。

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