「氷が溶ける」 気温上昇でスケートリンクに異変 冷凍機の燃料費は去年より300万円上がって1000万円に 岐阜・恵那市

暖冬の影響は、こんなところにも…。

岐阜県恵那市の屋外スケート場では、気温が高くなったことで、きょう(14日)スケートリンク表面の氷が溶けていました。

(訪れた人)
「楽しいのは楽しい。滑りにくい。びしゃびしゃですね」

うっかり転ぶと…服が濡れてしまいます。

(恵那市 スポーツ課 スケート振興室 西尾嘉仁 副室長)
「(オープン当初の)20年前はなかったので、暖冬の影響が大きいと感じている」

気温が低い午前中と夕方以降は氷が溶けて滑りにくいということはなく、何ら問題ありません。

ただ、2月初めから氷が溶けてしまう昼間の時間帯もあり、ホームページやスケート場入口の看板でコンディション不良を知らせて対応しています。

こちらはスケートリンクを冷やすための冷凍機。

燃料は重油でスケートリンクの表面が一定の温度を超えると稼働する仕組みで、合計8台設置されています。

(恵那市 スポーツ課 スケート振興室 西尾嘉仁 副室長)
「1月は去年70キロぐらいだったのが、ことしは100キロぐらい(重油を)使っている」

冷凍機は、この暖冬の影響で去年より多く稼働していて、1月の燃料費は約1000万円に。

去年より約300万円も上がったといいます。

そして、2月も去年より大幅に燃料費が上がると見込まれています。

(恵那市 スポーツ課 スケート振興室 西尾嘉仁 副室長)
「気温が高くなると(氷が)溶けるというのは何ともならないので。(重油を)たくさん使いますね」

このスケート場は冷凍機をフル稼働させ2月18日まで営業します。

© CBCテレビ