能登半島地震の被災地で断水した水道管を修繕し、通水を回復させるため、群馬県高崎市は13日、水道応急復旧隊を石川県に派遣した。市水道局職員3人と高崎水道工事業協同組合加盟6社から6人が現地に向かった。14日から18日の5日間、同県輪島市の水道管復旧工事に当たり、19日に市に戻る。
日本水道協会の要請に基づき派遣する。これまで給水支援で市職員を派遣してきたが、復旧工事に当たる人員の派遣は初めて。同協会関東地方支部の指示を受けて活動する。
当初、同県志賀町での活動を予定していたが、同町の水道管復旧が進んでいることから輪島市に変わった。重機など必要な機材は現地で調達する。金沢市内に宿泊し、工事地点に向かう。
13日に高崎市役所で行われた出発式で富岡賢治市長は「志高い素晴らしいこと。けがに注意して頑張って」と激励。現地に向かう組合の清水良和さんは「安全第一で作業を行い、戻ってきたい」とあいさつした。