ブレックス、最大21点リード守れず 天皇杯3大会ぶりの決勝進出ならず 千葉Jに72-78

第4クオーター6分、ブレックスの比江島がオフェンスファウルを取られ退場となる=千葉県船橋市の船橋アリーナ

 バスケットボールの第99回天皇杯全日本選手権ファイナルラウンドは14日、千葉県船橋市の船橋アリーナほかで準決勝2試合が行われ、B1宇都宮ブレックスはB1千葉Jに最大21点のリードを守れず、72-78で逆転負けを喫した。第96回大会以来、3大会ぶりの決勝進出とはならなかった。

 ブレックスは第1クオーター(Q)で連続16得点、約6分間無失点と絶好の出だし。第2Qは千葉Jの反撃を受けたが、45-29で折り返した。しかし後半は連続で3点シュートを許すなどし、第3Qで58-55と詰め寄られた。第4Qは6分にエース比江島慎(ひえじままこと)が個人ファウル五つで退場し、徐々に攻め手を失った。残り約2分に遠藤祐亮(えんどうゆうすけ)の3点シュートで72-72と食らい付いたが、終盤の連続失点で力尽きた。

 もう1試合は、琉球が98-70で川崎に快勝。前半からリードを築き、反撃を許さず押し切った。決勝は3月16日にさいたまスーパーアリーナで行われる。

逆転負けを喫し、ぼう然とするブレックスの遠藤(右)=千葉県船橋市の船橋アリーナ

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