通帳を再発行したら身に覚えのない出金…容疑者は預け先の信用金庫職員だった 勤務先と別の支店のATMで35万円引き出す 霧島署が逮捕

 勤務する金融機関の現金自動預払機(ATM)から、顧客の通帳を使って現金を引き出し盗んだとして、鹿児島県警霧島署は14日、窃盗の疑いで、霧島市国分中央6丁目、鹿児島信用金庫職員の男(29)を逮捕した。

 逮捕容疑は3日午後2時30分ごろ、不正に入手した顧客の通帳を使い、霧島市の同信金国分支店に設置されたATMから現金35万円を引き出し盗んだ疑い。容疑を認めている。

 同署によると、男は国分支店とは別の店舗に勤務。通帳がないことに気づいた顧客が、同信金で通帳の再発行の手続きをした際、身に覚えのない出金があったため同署に通報した。防犯カメラの映像などで特定した。

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