カンボジアのヘン・スアー労相は、海外で働く同国人からの2023年の送金額が約29億米ドル(約4,370億円)だったと明らかにした。クメール・タイムズ(電子版)が9日伝えた。
海外で働くカンボジア人は、23年末時点で約135万人。国・地域別ではタイが120万人超で圧倒的に多く、韓国が5万人、マレーシアが2万2,000人、日本が2万人、シンガポールが800人、香港が200人、サウジアラビアが64人などだった。
ヘン・スアー氏は、労働者は家族への送金だけでなく、帰国後は海外で習得した専門性でカンボジアの発展にも貢献すると述べた。
労働省によると、カンボジア人労働者の最低賃金は、タイで月額400米ドル、マレーシアで同300米ドル。韓国での月収は1,500米ドル、日本では1,400米ドルとなっている。