【ミャンマー】徴兵制で中央組織設置、省庁横断的に[政治]

ミャンマー軍事政権は13日、徴兵制の導入を受け、国民を徴兵するための中央組織を設置した。国防相に指名されたティンアウンサン海軍大将が委員長に就任。このほかに10省の大臣らもメンバーに名を連ねた。現地では、軍政が10日に人民兵役法を施行したことで市民の間で動揺が広がっている。

同組織の副委員長は陸海空軍統合参謀長が務め、委員には10省(内務、国境、法務、情報、宗教・文化、入国管理・人口、労働、教育、保健、民族問題)のトップらが入った。

兵役は基本的に最長2~3年で、「非常事態」時は同5年に延長することが可能。多くの若者が徴兵の対象となる恐れがあり、いかに徴兵を逃れるかが市民の話題に上っている。

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