【台湾】聯発科技の1月売上高、1年4カ月ぶり高水準[IT]

モバイル端末向け集積回路(IC)設計世界大手の聯発科技(メディアテック)の2024年1月連結売上高は、前年同月比98.8%増の444億9,629万台湾元(約2,124億5,000万円)だった。22年9月以来1年4カ月ぶりの高水準となった。前月比では1.9%増えた。

中央通信社によると、聯発科技は、比較対象となる23年1月は春節(旧正月)連休があり営業日数が少なかったことに加え、24年1月はスマートフォン市場の需要が回復したことが売り上げの大幅増につながったと説明した。

証券筋は、24年2月は春節連休で営業日数が減ることから、聯発科技の売り上げは減少する可能性があると予測。2月と3月の1カ月当たり平均売上高は386億5,000万~425億5,000万元になるとみている。

聯発科技は1月末の業績説明会で、24年第1四半期(1~3月)の売上高が1,218億~1,296億元になるとの見通しを示している。製品別ではテレビやタブレット端末、ブロードバンド製品の伸びを見込んでいる。

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