イラク、減産順守確認へ OPECプラス合意踏まえ

Maha El Dahan Ahmed Rasheed

[ドバイ 14日 ロイター] - イラク石油省は14日、同国の産油量を再点検し、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国による「OPECプラス」で合意した自主減産の計画を超過して生産している場合は今後4カ月で対処すると発表した。

イラクのスダニ首相はこの日、同国を訪問したサウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相との会談で、両国が原油市場の安定維持に向け見解を一致させることが重要と述べていた。

OPECプラスは昨年11月、2024年1─3月期に日量約220万バレルの自主減産を実施することで合意している。

OPECプラスは今月1日の合同閣僚監視委員会(JMMC)で現行の減産枠組みの順守状況を引き続き監視する方針を示していた。

13日発表のOPEC月報によると、イラクの1月の生産量は日量419万4000バレルで、12月から9万8000バレル減少したが、自主減産合意で同国が1─3月期に掲げた目標を約20万バレル上回った。

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