バークシャー、10─12月にアップル株一部売却 新規投資先非公開

Jonathan Stempel

[14日 ロイター] - 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイは14日、アップルの保有株式を一部売却したほか、他の4銘柄を全て売却したことを明らかにした。また、新たな投資先を開示しなかった。

昨年12月末の米上場株保有状況を報告する規制当局への提出資料によると、第4・四半期にアップル株1000万株を売却した。ただ、依然として9億0500万株超(約1740億ドル相当)を保有している。

9月末時点で10億ドル超相当を保有していた住宅建設DRホートン、保険会社グローブ・ライフ、保険・投資会社マーケル、ブラジルのクレジットカード決済ストーンコーの保有はゼロとなった。

また、石油会社シェブロンの保有比率を引き上げた一方、パソコン大手HPとメディア大手パラマウント・グローバルを引き下げた。

バークシャーは2四半期連続で、米証券取引委員会(SEC)から保有株式の1銘柄以上を一時的に非公開とする許可を得た。

同社は大規模な投資を行う際にこうした対応を要請することがある。

昨年11月に行った第3・四半期の保有状況報告では、非公開の投資先が銀行、金融会社、保険会社である可能性を示唆した。

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