イスラエルの人質家族が国際刑事裁に捜査訴え、オランダ・ハーグで

Rami Amichay

[ハーグ 14日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスが昨年10月7日のイスラエルへの奇襲で拘束したイスラエル人の人質について、家族らは14日、オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)を訪れ、この問題への捜査を訴えた。

家族や活動家らはまた、ICC本部の近くでイスラエル国旗を振りながら人質解放を唱えた。

イスラエルはICCに加盟しておらず、その管轄権も認めていないが、パレスチナ自治区は2015年に加盟が承認された。

ICCのカーン主任検察官は今週、ロイターに対し、奇襲攻撃についてICCが管轄権を有し、捜査の対象となっていると確認した。

生存者や犠牲者の遺族はICCに対し、ハマス指導者に逮捕状を出すよう求めている。

別のイスラエル人被害者グループの代理人を務める弁護士はロイターに、被害者数人が先週ハーグでICCの捜査官による聴取に応じたとロイターに語った。奇襲攻撃やイスラエルの報復攻撃に関するICCの捜査が進展している可能性がある。

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