ブンデス首位決戦で完敗後に怒りの喝も…バイエルン重鎮ミュラー、痛恨の連敗に嘆き「次から次にミス。ほとんどドタバタ劇」

在籍16年の重鎮トーマス・ミュラーが、痛恨の敗戦を嘆いた。クラブ公式サイトが伝えている。

バイエルン・ミュンヘンは現地時間2月14日、チャンピオンズリーグのラウンド16第1レグで、鎌田大地が所属するラツィオと敵地で対戦。きっちり先勝したいところだったが、得点チャンスをモノにできず、69分のPKからの失点で、0-1で敗れた。

4日前のレバークーゼンとのブンデスリーガ首位攻防戦(0-3)では、途中出場だったミュラーは、先発して82分までプレー。開始早々には絶妙な折り返しで、ハリー・ケインの決定機を演出した。

ただ、この場面もゴールには結びつかず。結局、枠内シュートは屈辱の0本に終わったなか、試合後に次のように反省を述べた。

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「前半はレバークーゼン戦の反動が確かにあった。リードを奪うべきだった。得点のチャンスは3度あったが、活かせなかった。このようなチャンスがあれば、モノにしないと。後半は不安定さが目立った。次から次へとミスを犯していく様は、ほとんどドタバタ劇だった。僕らがやろうとしたこととは明らかに違う。今は全てが簡単に手に入る状況ではない」

雌雄が決するホームでの第2レグは、3月5日。来る時に向け、34歳のドイツ代表FWは巻き返しを誓った。

「セカンドレグまで3週間ある。今は意識的に、ブンデスリーガに向けてポジティブに考えている。満足していないのは確かだが、全ての大会で最後の1秒まで全力を尽くすよ」

まさかの完敗を喫したレバークーゼン戦後には「頭にきた」と激怒し、「僕らに欠けているのは、勇気を出す、もっと自由なプレー。オリバー・カーンの言葉を借りれば、『度胸が足りない』だ」と訴えていたミュラー。まずは4日後のボーフム戦で勇猛果敢なプレーを見せ、連敗を止められるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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