4月から学校給食無償化へ 青梅市長 都の半額補助に「全額補助を」注文

青梅市は4月から、学校給食費の無償化に向けて取り組む方針を示しました。大勢待市長は、東京都が給食費の負担額の半分を補助する取り組みに対して、「全額を補助してほしい」と注文しました。

青梅市の大勢待市長は子育て支援のため、4月から、市立の小学校と中学校に通う児童と生徒の給食費を無償化する方針を示しました。

(青梅市 大勢待市長)
「『青梅市子どもまんなか応援基金』を立ち上げます。そこにお金を積み立てて、学校給食費の無償化をメインとした子育て政策に予算を毎年充てていく」

市内の小中学校の児童生徒合わせて8500人ほどが対象となる予定で、費用については年間約4億円を見込んでいます。

(小池知事)
「国に先行して公立小中学校の給食費の負担軽減にむけた支援を実施することといたしました」

東京都は新年度から、都内の自治体が取り組む保護者の負担軽減策の半額を補助するとしていて、青梅市は費用の半分を都の補助金で賄う考えです。

ただ、会見で大勢待市長は、多摩地域の市長らから、東京都の給食費支援に対して、注文が出ていることを明かしました。

(青梅市 大勢待市長)
「まずは東京都は2分の1と言わず全額でどうかというところと、国がそもそも無償化すべきだと出している。東京都がはたして来年以降も半額にするのかという話は出ていて、東京都としては『単年度予算なので来年のことは言えない』という答弁だったので、そこで議論は紛糾した」

青梅市は、子育て応援に向けた基金を創設したうえで、4月からの無償化にむけて取り組む方針です。

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