築地市場跡地の再開発をめぐり、事業者の決定が延期されたことについて、小池知事は2月14日、「審査委員会での議論の結果、先延ばしの結論になった」と説明しました。
(小池知事)
「外部有識者による審査委員会で審査してもらっている。その委員会での(議論の)結果として先に延ばすという結論だったと聞いている」
築地市場の跡地は約20ヘクタールの都有地で、大規模な集客や国際交流の拠点などを整備することを条件に、再開発を行う事業者を募集してきました。
(記者)
「築地市場跡地は白い囲いで覆われ、中では解体工事が進められています」
都は事業者に約70年間、土地を貸し付ける予定で、都の関係者によりますと、スタジアムや商業施設などを設ける案が浮上しているということです。
都は外部の専門家らの審査を経て、来月、事業者を決定する方針でしたが、今月開かれた審査委員会で、追加のヒアリングが必要と判断したため、事業者の決定が3月から5月上旬ごろに延期される見込みとなりました。
都の担当者は、「どのような事業提案があるかわからない中で組んだスケジュールだった」と説明しています。