起業の夢アドバイス 小中学生向けビジネススクール4月に佐賀市で開校、中小企業診断士の川﨑英樹さん

中小企業診断士としての経験を生かし、小中学生向けビジネススクールを開校する川﨑英樹さん=佐賀市

 中小企業のコンサルティングを手がけるエイチ・コンサルティング(佐賀市)の代表で中小企業診断士の川﨑英樹さん(53)が4月、佐賀市で小中学生向けビジネススクールを開校する。10代から起業や経営について楽しみながら学び、1年かけて経営したい店の事業計画書を作成する。

 川﨑さんはNBCラジオ佐賀で勤務後、法政大大学院で学び、長崎の会計事務所勤務を経て2015年に独立。空手道場で子どもたちと触れ合う中で、「経営者になりたい、起業したいという夢があっていい。そんなスクールがあれば、起業の素晴らしさや人に喜ばれる幸福感を学べる」と考えた。

 スクールは、ヨットのロープの結び方から「エイトノット」と名付け、「つなぐ」という意味を込めた。小学5年から中学2年までを対象にし、毎週土曜に1時間、佐賀市唐人の「LIGHT HOUSE(ライトハウス)」で学ぶ。

 川﨑さんが働くことやビジネスの基本などについて講義し、課題を見つけて筋道を立てて考え、文章などにまとめる力を養う。学びを生かして子どもたちはカフェや花屋など自分が経営したい店の事業計画書を1年がかりでまとめ、発表する。川﨑さんが開発した経営の疑似体験ができるボードゲームも教材として活用する。

 川﨑さんは「10代の頃に、起業という選択肢があることを伝えたい。楽しく学べるスクールにし、周囲の人が笑顔になる経営を教えたい」と話す。

 受講料は小学5、6年対象のコース(定員8人)が月1万6千円、中学1、2年のコース(同8人)が月1万7千円、保護者と2人で学ぶコース(同8組)が月2万5千円(いずれも税別)。募集は3月31日まで。

 3月3日と10日に説明会と模擬授業体験会を開く(参加無料)。問い合わせは電話(0120)623532、ホームページからも受け付ける。(北島郁男)

 

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