PSGに2点許したソシエダ、指揮官は数的不利での先制点献上に嘆き「あってはならないこと」

先制された場面に言及したイマノル監督[写真:Getty Images]

レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が失点を悔いた。スペイン『アス』が伝えた。

インテル、ベンフィカ、ザルツブルクと相まみえたグループステージを6戦無敗で終え、20シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出を果たしたソシエダ。14日にはパリ・サンジェルマン(PSG)の本拠地へと乗り込み、ラウンド16の1stレグを戦った。

日本代表MF久保建英も先発したソシエダは、健闘しながら0-0で試合を折り返したが、後半に入りCKから失点。70分にはさらにリードを広げられ、0-2でリターンマッチを迎えることとなった。

イマノル監督は2失点で済んだことを前向きに捉えつつ、フランス代表FWキリアン・ムバッペに許した先制点の場面に深く言及。マリ代表DFアマリ・トラオレが一時ピッチを離れたことを嘆いている。

「前半のように戦えれば勝負になると確信している。先制点を許してしまったが、あれはあってはならないことだ。我々は試合から降りることになったが、幸いにも2失点で済んだ。もっと大きな代償を払う可能性もあった。とはいえ、最初の失点は残念だ。失点したからといって試合から降りるわけにはいかない」

「コーナーキックの場面でピッチから遠ざかった選手が、なぜ病院行きとならないのか説明できない。トラオレは試合から去り、彼とともにチームも去った。そこが心苦しい」

一方、ホームでの2ndレグで同様の戦いができれば、十分PSGを苦しめることができるともコメントした。

「あのゴールが決まるまでは非常に接戦だったし、それほど大きなダメージにもならなかった。はっきり言って満足している。アノエタで前半のようなプレーができれば、多くのチャンスが生まれるだろう」

また、PSGの選手の質の高さを称賛。敵将からその戦いぶりをリスペクトされたことも明かしている。

「ムバッペに限らず、クオリティとパワーのある選手がたくさんいる。ラ・レアルはプレーすればチャンスを生み出すことができるが、それほど多くは望めない。我々はたくさん価値を見出さなければならないが、ルイス・エンリケは苦しめられたと言ってくれた」

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