関西お笑い界を盛り上げる、ytv漫才新人賞の決勝進出7組揃う

若手漫才師たちの登竜門『第13回ytv漫才新人賞決定戦』(読売テレビ)の決勝に進む7組が2月15日、「読売テレビ本社」(大阪市中央区)にて会見を実施。芸歴4年目から10年目と、幅広い関西の新鋭たちが集った。

『第13回ytv漫才新人賞決定戦』決勝戦に進む7組(2月15日・大阪市内)

■ 次世代の「関西お笑い界」を牽引するのは?

『M-1グランプリ 2023』で初の敗者復活戦へ勝ち進み、勢いにのるバッテリィズ(左からエース、寺家)

歴代王者には銀シャリ、霜降り明星、ダブルヒガシ、カベポスターなど、名だたる芸人が揃う同大会。芸歴10年目以下が対象となり、ネタ時間は4分、優勝賞金は100万円となる。MCは千鳥から引き継ぎ、3代目の総合司会として就任したブラックマヨネーズが担当。審査員5名は後日発表される。

今年は出演者らが所属する「よしもと漫才劇場」から既に10組以上が東京進出を発表しており、同社の制作局プロデューサー・中屋敷亮氏は「関西のお笑いを本当に盛り上げていく必要があると感じている」と力強くコメントした。

2023年秋より、3回の事前ROUNDを経て選ばれたのは、ぐろう、ハイツ友の会、ドーナツ・ピーナツ、空前メテオ、バッテリィズ、ぎょうぶ、たくろうの7組。しゃべくり漫才スタイルのコンビがほとんどを占めており、5年目以下のコンビが3組、ラストイヤー10年目が3組と(ぎょうぶが7年目)、若手とベテランがぶつかり合う。

芸歴4年目ながら事前ROUND1でトップ通過したぐろう(家村涼太、高松巧)。会見中「謙虚に!」を連呼し続けた家村

ラストイヤーは、ドーナツ・ピーナツ、バッテリィズ、たくろうの3組。ドーナツ・ピーナツは昨年の同大会で同期のダブルヒガシに敗れており、「にげぇ汁もすっぺぇ汁もいぱい吸ってきたんで、最後は笑って終わりたい」と意気込む。『M-1グランプリ2023』で初の敗者復活戦に進むなど勢いに乗るバッテリィズは「やるしかねぇ!」、今回で4度目の決勝戦となるたくろうは「このまま負けっぱなしでは終わりたくない。勝ち切るが僕らの目標です」とアピールした。

賞金100万円の使い道については「パチンコです!」「子どもがいるんで、競馬に全部ツッコんで増やしたい」「ボートレース!大好きです!」と、ギャンブルにつぎ込むと表明する芸人が続々。「吉本ろくでもねぇって思われるって!」と、ドーナツがツッコむ一幕も。

新人賞のタイトルを争う『第13回ytv漫才新人賞決定戦』の模様は3月3日・昼3時より生放送される(TVerでも生配信)。同会見内で当日の出順はたくろう、ハイツ友の会、空前メテオ、バッテリィズ、ぐろう、ドーナツ・ピーナツ、ぎょうぶに決定した。

また、当日は同社1階に特設ステージとして一般開放する暫定ボックスを設置。この様子は番組公式ティックトックで配信、番組後には優勝者記者会見と反省会の様子も生配信される。

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