新4号国道の死亡事故から1年経過… 遺族が現場に献花「一周忌を迎えて良い報告ができなかった…」

 去年(2023年)2月、宇都宮市の国道でオートバイの男性が時速160キロを超えるとみられる乗用車に追突され、亡くなった事故から14日で1年が経ちました。14日の夜、男性の遺族が事故の現場を訪れ花を手向けました。

 花を手向けたのは、交通事故で亡くなった佐々木一匡さんの妻の多恵子さんです。

 去年2月14日の夜、宇都宮市下栗町の新4号国道でオートバイに乗っていた一匡さんは、21歳の被告が運転していた乗用車に追突され、命を奪われました。

 現在、被告は「過失運転致死罪」に問われていますが、妻の多恵子さんは、乗用車が法定速度の60キロを遥かに超える160キロ以上で走行したと見られるなど、制御が困難なスピードだったとしてより刑の重い「危険運転致死罪」の適用を求めて、宇都宮地方検察庁に要望書や署名を提出しています。

 事故が起きてから、14日で1年が経ちました。

 事故が起きた時間と同じ午後9時半頃に合わせて、現場になった国道の側道に花が手向けられました。

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