「詐欺の可能性」指摘されるも…約1000万円相当の暗号資産だまし取られる 「株取引を教える」サイトを信じ、さらに資産を支払った結果

60代の男性が約1000万円相当の暗号資産をだまし取られる特殊詐欺被害が発生しました。

島根県警津和野警察署によりますと、被害に遭ったのは、島根県鹿足郡内に住む60代の男性です。

警察によりますと、男性は2023年10月上旬ごろ、インターネット上で「株取引を教える」とうたうサイトを見つけ、インターネット上やSNS上で暗号資産の購入と投資のやり方を教えてもらい、アプリを通じて暗号資産の投資を繰り返しました。

その後、増えた資産を引き出そうとしたところ、「アプリの使用料が必要」などと伝えられ、暗号資産で支払ったものの引き出すことができず、詐欺かもしれないと思い、1月16日に警察に相談したところ、詐欺の可能性を指摘されました。

しかし、男性は、まだ資産を引き出すことができるかもしれないと考え、さらに暗号資産を支払い、6回にわたり合計約953万円相当の暗号資産をだまし取られました。

警察は、不用意にアプリをダウンロードしないこと、暗号資産・投資という言葉で入金を求められても安易に応じないようにすること、受取り手数料等を求められた場合は詐欺を疑いすぐに警察に相談することなど、注意を呼び掛けています。

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