デ・ロッシが監督としてヨーロッパデビューに臨む 「モウリーニョのローマを研究した」

写真:ローマを率いるデ・ロッシ監督

ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督は、UEFAヨーロッパリーグ(EL)のフェイエノールト戦で監督としてのヨーロッパカップ戦デビューを飾る。ELプレーオフ1stレグを前にした記者会見で、デ・ロッシ監督はモウリーニョ時代のローマの戦いを研究していたことを明かした。イタリアメディア『Football ITALIA』が伝えている。

ジョゼ・モウリーニョ前監督の後任としてローマの指揮を執るデ・ロッシ監督は、就任後は3勝1敗という成績を残しており、セリエAでは現在6位につけている。

デ・ロッシ監督は「率直に言って、こんなに早くヨーロッパデビューできるとは予想していなかった」と語り、試合の展望を話した。

「試合は激しい雰囲気になるだろう。フェイエノールトはサッカーのやり方を知っているチームで、私は彼らを尊敬している。彼らには優れたウィンガーがおり、これまでの試合では非常にバランスが取れていた」

続けてデ・ロッシ監督は、現役時代に戦ったヨーロッパコンペティションの思い出を語った。

「1-7で負けた時(2006-07シーズン、CL準々決勝2ndレグのマンチェスター・ユナイテッド戦)のような悪いことも覚えているが、私たちは常に立ち直ってきた。フットボールにはそのような瞬間がたくさんあり、その度にファンを連れ戻してきた」

「ヨーロッパでの最高の一夜を選ぶとしたら、バルセロナに対する勝利(2017-18シーズン、CL準々決勝2ndレグ)を選ばなければならないだろう。相手の強さを考えると、あれは馬鹿げたほど素晴らしい試合だった。私たちは常にヨーロッパのトップ8に入っていたので、その位置に戻らなければならない」

監督としてのヨーロッパデビューを飾るデ・ロッシ監督は、モウリーニョが指揮を執っていたローマの研究していたようで、以下のように語った。

「私は単なるファンだった頃から、モウリーニョ監督のローマを非常に注意深く研究した。彼はヨーロッパで素晴らしい成績を収め、2年連続で決勝に導いた。しかし、どの監督もサッカーの見方、好み、アプローチの仕方は異なるものを持っている」

ローマは現地時間2月15日に、ELプレーオフ1stレグのアウェーでのフェイエノールト戦を控える。ローマは3年連続のヨーロッパカップ戦での決勝進出、そして昨シーズン叶わなかったEL制覇を目指す。

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