92分弾で新生マリノスの白星発進阻止!バンコクU指揮官が手応え!再戦勝利にも自信「横浜のレベルの高さは十分理解しているが…」

横浜F・マリノスは2月14日、アジア・チャンピオンズリーグのラウンド16第1レグで、バンコク・ユナイテッドと敵地で対戦。2-2のドローに終わった。

ハリー・キューウェルを監督に迎えた新生マリノスは、18分にエウベル、24分に渡辺皓太がゴールを奪い、2点をリードする。しかし、反撃に遭うなか、35分に1点を返されると、終了間際の90+2分にも被弾。勝利まであと一歩のところで追いつかれた。

一方、バンコク・U側とすれば、準々決勝進出に弾みをつける結果となった。アジアサッカー連盟の公式サイトによれば、トッチタワン・スリパン監督は試合後にこう手応えを示した。

「選手たちの活躍を称えたい。特に攻撃から守備への移行において、称賛に値する戦い方を示した。2点差をつけられたにもかかわらず、引き分けに持ち込む素晴らしい気迫と決意を見せた」

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指揮官はそのうえで「リターンレグに向け、自分たちのプレーを向上させる必要があるのは明らかだ。相手の本拠地での試合は大きなチャレンジであり、戦術的アプローチを適応させないと」と口に。1週間後の横浜国際総合競技場での決戦に向け、意気込みを伝えた。

「横浜の選手たちのレベルの高さ、プレー強度は十分理解しているが、これらの課題に正面から立ち向かう準備はできている。100%の集中力を維持することが、再戦では重要になる。失点は集中力の欠如の結果であり、特にセットプレーの際のポジショニングに問題があった。試合全体を通して警戒を怠らず、90分間ハイレベルなフットボールをする必要がある」

粘り強い戦いでキューウェル体制の白星発進を阻み、小さくない自信を得たバンコク・U。雌雄を決する第2レグは、より熾烈な戦いとなりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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