北陸新幹線の福井県ー東京「一番列車」2月16日一斉発売、購入方法は? 金沢開業時は25秒で売り切れ…

みどりの窓口前の張り紙=2月14日、福井県福井市のJR福井駅

 北陸新幹線の福井県内開業1カ月前となる2月16日午前10時、列車の指定席が全国一斉に発売される。3月16日朝に敦賀と東京をそれぞれ出発する“一番列車”は短時間での完売が予想される。JR西日本金沢支社は、県内各駅の「みどりの窓口」で切符を求める際、「事前に申込書に記入してもらったり、専用窓口を設けたりする場合がある」としている。JR西の予約サイト「e5489(いいごよやく)」や主な旅行会社などでも同時刻に販売開始となる。

 同支社によると、福井駅は混雑を予想し、列専用のレーンを設けて係員を配置する予定。並んだ順に、申込書に希望する列車・区間などを書いてもらう。受付窓口のうち二つ程度を午前10時に合わせ、北陸新幹線切符購入の専用窓口とする。他の駅も状況によって専用窓口を設ける。

 3月16日の“一番列車”は、午前6時11分敦賀発東京行きのかがやき502号と、同6時16分東京発敦賀行きのかがやき501号。2015年の北陸新幹線金沢開業時は、一番列車のかがやきが東京発、金沢発ともに約25秒で完売した。22年9月開業の西九州新幹線(佐賀・武雄温泉-長崎)の一番列車はわずか10秒で売り切れた。

 2月9日に始まった「e5489」での3月16日分の北陸新幹線の事前申し込みは、13日までに受け付けを停止した。JR西金沢支社によると、発売時にシステムが安全に処理できるよう設定している事前申し込み数の上限に達した。

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 事前申し込みの場合、予約手続きは16日午前10時から自動的に行われ、予約の成立、不成立の結果はその後メールで届く。

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