日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は15日、去年9月に開催された天皇賜盃第92回日本学生陸上競技対校選手権大会でのドーピング検査の際に、創価大学リーキー・カミナ選手のアンチ・ドーピング規程違反が確認されたと発表しました。
この決定に基づき、日本学生陸上競技連合は15日、天皇賜盃第92回日本学生陸上競技対校選手権大会および、去年10月に開催された、第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走の成績を修正しました。
成績修正は以下です。
【天皇賜盃第92回日本学生陸上競技対校選手権大会】
○男子総合
旧)優勝 順天堂大学94点→ 新)優勝 順天堂大学95点
○男子トラック
旧)優勝 順天堂大学63点→ 新)優勝 順天堂大学64点
旧)7位 駿河台大学18点→ 新)6位 駿河台大学19点 ※東海大学と同率
※当該選手の所属大学から出場している他の選手の成績は失効とはなりません。
当該選手の記録を失効とし、各選手の順位は繰り上がるものとします。
【第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走】
○総合成績について
当該選手の所属大学における記録は失効となります。そのため、他大学の順位は繰り上がるものとします。ただし、次年度大会における各地区の出場枠に変更はございません。
○個人成績について当該選手及び所属大学の選手の記録は失効とし、他大学の選手における区間順位は繰り上がるものとします。
そして同日、第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走の主催者である、出雲市の飯塚俊之市長がコメントを発表しました。
「本日、公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)より、2023年9月に開催された天皇賜盃第92回日本学生陸上競技対校選手権大会でのドーピング検査の際にアンチ・ドーピング規程違反が確認されたことについて発表がありました。
当該選手は、令和5年10月9日に開催した「第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走」に出場しており、主催者として大変残念に思っております。
「第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走」の順位等の取扱いについては、共に主催していただいております公益社団法人日本学生陸上競技連合による発表のとおり、当該選手の所属大学及び当該選手並びに所属大学の選手の記録は失効とし、他大学の順位及び他大学の選手における区間順位は繰り上がるものといたします。
なお、次年度大会(第36回大会)における各地区の出場枠に変更はございません。
修正後の大会結果(リザルト)については、2月下旬を目途に、出雲駅伝公式HPに掲載いたしますので、ご確認ください。」