「春節」龍泉洞(岩泉)へ訪日客続々 盛岡で台湾イベントも

春節が始まり、中国や台湾から観光客が連日訪れる龍泉洞。団体客のほか小規模なグループ旅行も目立つ=岩泉町岩泉

 中華圏の旧正月「春節」の大型連休に入り、岩手県に台湾や中国などからのインバウンド(訪日客)が続々と訪れている。新型コロナウイルスの5類移行後の訪日客は回復傾向にある中、岩泉町の観光名所・龍泉洞など行き先はさまざま。盛岡市では台湾人観光客の歓迎イベントが展開されており、関係者は回復基調の持続に期待を寄せる。

 「福」と書かれた春節の飾り付けが歓迎する。連休序盤の龍泉洞。中華圏の観光客が次々と訪れ、PRキャラクター「龍ちゃん」と写真を撮ったり、洞内を興味深げに巡ったり。マレーシア人の団体ツアーや、移動に路線バス、車を用いる小規模グループも目立つ。

 盛岡市では、市内の観光業者や飲食店でつくる「盛岡台湾Happy Project協議会」が25日まで、春節に合わせた台湾人観光客の歓迎イベントを展開中だ。台湾人と市民の交流イベントや「ディープな盛岡まち歩き」などが企画されている。

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