「個人のチーム」「本当にお粗末」“Wショック”のバイエルンを元英代表がバッサリ!「トゥヘルの顔を見れば分かる」

リバプール一筋で活躍した元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏が、バイエルン・ミュンヘンを酷評した。英紙『Daily Mail』が伝えている。

バイエルンは現地時間2月14日、チャンピオンズリーグのラウンド16第1レグで、鎌田大地が所属するラツィオと敵地で対戦。ハリー・ケインらがチャンスを迎えるも最後までネットを揺らせず、69分にPKから奪われた1点で、0-1で敗れた。

4日前のレバークーゼンとのブンデスリーガ首位攻防戦(0-3)に続き、またもショッキングな敗戦。連敗は許されない常勝軍団とあって、トーマス・トゥヘル監督への風当たりが強まるなか、キャラガー氏は「私にとってバイエルンは個人のチーム。今はチームではない」と厳しく言い放った。

「顔を見れば分かるように、トゥヘルは大きなプレッシャーにさらされているはずだ。レバークーゼン戦に続いて、本当にお粗末なパフォーマンスだった。また同じ出来事が起きた。彼らはチャンスを逃した。前半にあの男(ケイン)が先制点をもたらすべきだった。枠内シュートはゼロ。いかに酷いものだったかを物語っている」

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CL準々決勝進出に向けては、「今はまだ五分五分の試合だ」と指摘。3月5日の第2レグを前に、今後の行方をこう展望した。

「バイエルンはホームでは勝つと予想しているだろう。だが、ラツィオがアドバンテージを得た今、まだどうなるか分からない」

一方、『Daily Mail』は記事内で「レバークーゼンに屈辱的な大敗を喫した直後であり、勝利で応える必要があった。トゥヘルへのプレッシャーは増すばかりだ。もし、ブンデスリーガ12連覇を逃したのなら、他で傑出した成功を収め、それを補う必要があるなかで、チャンピオンズリーグのベスト16敗退は、あまり喜ばしいことではない」と伝えた。

いまだ無敗でリーグ首位を快走するレバークーゼンとの勝ち点差は5。CLと共にダブルで逆転し、50歳の智将は健在ぶりを証明できるか。“無冠の帝王”の汚名を雪ぐべく、愛するトッテナムを退団したケインにとっても、タイトル獲得は至上命題だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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