「日本語を話せないなら入店しないで」、中国人観光客が「差別だ」と立腹―台湾メディア

台湾メディアの三立新聞網は14日、日本を訪れた中国人観光客が「中国人差別に遭遇した」と訴えていることを伝えた。

台湾メディアの三立新聞網は14日、日本を訪れた中国人観光客が「中国人差別に遭遇した」と訴えていることを伝えた。

同記事は冒頭で、「多くの中国人の神経は生来かなり敏感でもろく、どんな言葉や行為も『中国人差別だ』と訴えられる可能性がある」と皮肉交じりに説明した上で、ある中国人がSNSに投稿した内容を紹介した。

それによると、大阪を訪れたという投稿主は、街を歩いていた際に小さな飲食店の店先にある看板が出ているのを発見した。その際に撮影したという写真には、看板に中国語の簡体字(中国本土で使用される文字)で「もしあなたが日本語を話せないなら入店しないでください!」と書かれている様子が写っている。

投稿主は「散歩をしていたら、中国語話者への差別的な看板を見つけた」とし、グーグルマップで同店に低評価を付けたことを明かした。

記事によると、この投稿には他の中国人ユーザーから「明らかに中国人を標的にしたもの。よくやった」と投稿主を称賛する声が上がる一方で、「コミュニケーションができないことによる誤解を避けるためで、差別だと騒ぐ必要はない」という冷静な声も見られたという。

入店禁止をめぐるトラブルでは、昨年12月、中国人の入店を禁止している東京の飲食店に腹を立てた中国人インフルエンサーらが相次いで同店に迷惑行為を行い物議を醸した。(翻訳・編集/北田)

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