3カ国を跨ぐ『セントラル・ヨーロピアン・ラリー』の日程が変更。10月中の開催に

 WRC世界ラリー選手権は2月15日、今季2024年シーズンの第12戦として行われる『セントラル・ヨーロピアン・ラリー(CER)』の大会拠点が決定したと発表。あわせて開催日が2週間前倒しされることをアナウンスした。

 昨年初めて開催されたCERは、ドイツと隣国のチェコ、同じく隣国のオーストリアの3カ国を跨ぐかたちで実施されたターマック(舗装路)ラリーだ。同イベントは今季も最終戦『ラリージャパン』の直前に行われる大会として2024年のカレンダーに名を連ねている。

 そんなCERのヘッドクォーター(ラリーの大会本部)が、ドイツ南東部のバート・グリースバッハに置かれることとなった。

 バート・グリースバッハは、ADAC全ドイツ自動車クラブが運営する『3シュテット・ラリー』の中心的な役割を担ってきた地だ。豊富な宿泊オプションとラリー血統から選ばれたバイエルンのスパタウンは、ドイツとオーストリア、チェコ共和国にまたがるステージで大成功を収めたWRCイベントの第2回大会の開催に向け、準備を進めていくことになる。

 サービスパークは、農業とビールの祭典のために毎年40万人が訪れる『カープファム・フォーク・フェスティバル』の会場近くに設置される予定だ。

 最後に開催日だが、CERの新しい日程は以前発表されたスケジュールよりも2週間早い10月17~20日に変更された。なお、この新日程は今月28日に開かれるWMSC世界モータースポーツ評議会の承認を待って正式決定となる。

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