幸運の使者? 全身ピンクのバッタ、農地にひょっこり H3ロケット打ち上げ控えた種子島で発見

全身が鮮やかなピンク色で彩られたクビキリギス=15日、西之表市伊関

 鹿児島県西之表市安城のサトウキビ畑で、鮮やかなピンク色をしたバッタが見つかった。鹿児島県立博物館(鹿児島市)によると、国内に広く分布するクビキリギス。ピンクの色素を持つが、発色すると外敵に狙われやすく、全身が色づいた個体が見つかるのは珍しいという。

 同市の農業杉為昭さん(57)が14日に発見、捕獲した。「休憩でしゃがむと目の前にいて驚いた。吉兆を感じさせる色合いに心が和む」とにっこり。脚を除いた体長は約2.5センチで、成虫になれば5センチほどまで成長する。

 市博物館「鉄砲館」が引き取り、展示している。新型基幹ロケット「H3」の打ち上げを17日に控える種子島。「春の旅立ち」を連想させるピンクをまとったバッタは、幸運の使者になれるか?

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