甲子園歴史館のV記念展示、38年ぶり刷新 ペナントや岡田監督のユニホームお披露目、興奮よ再び

ペナントや選手のグラブなどが並ぶ新設の「2023年日本一コーナー」=西宮市甲子園町、甲子園歴史館

 阪神タイガースの38年ぶりの日本一を記念し、2023年シーズンの健闘ぶりを紹介する常設展示コーナーが甲子園歴史館(兵庫県西宮市甲子園町)に登場した。日本シリーズチャンピオンのペナントや岡田彰布監督のユニホームなどが並び、訪れたファンらを楽しませている。

 これまでの優勝を振り返る同館入り口付近の「歓喜のビクトリー」に設置。前回日本一になった1985年の展示を移動させ、岩崎優投手のサイン入りグラブや坂本誠志郎捕手のバット、日本シリーズの第6戦でノイジー選手が放ったホームランボールなど22点をそろえた。

 訪れた阪神ファンらは記念のバットやボール、セ・リーグ制覇のトロフィーなどをスマートフォンで撮影したり、頂点まで駆け上った昨シーズンの選手の活躍を語り合ったりしながら、改めて喜びに浸った。

 明石市から足を運んだ会社員神吉正太さん(47)は「ペナントを見ると日本一の興奮を思い出す。今シーズンも勝ち抜いて、この場所が新たな日本一のコーナーになることを期待している」と笑みを浮かべた。

 午前10時~午後5時(3~10月は午後6時まで)。月曜休館。一般900円、高校生700円、中学生以下500円(3歳以下は無料)。甲子園歴史館TEL0798.49.4509 (池田大介)

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