対馬市が二重払い 物価高対策の臨時特別給付金 9世帯に計63万円 長崎

 長崎県対馬市は15日、物価高騰対策として、住民税非課税世帯を対象に支給した1世帯あたり7万円の臨時特別給付金について、市内9世帯に二重払いをしていたと発表した。担当職員がシステム操作を誤ったのが原因という。
 市福祉課によると、約4800世帯を対象に1月31日から順次給付を始めた。
 2月9日、対象者から「給付金が2回振り込まれている」と連絡があり、市が調べたところ9世帯に計63万円を二重払いしていたことが発覚し、各世帯に謝罪。6世帯は既に返還に応じ、残る3世帯も返還の意思を示しているという。
 同課は「作業工程を見直し、二重チェックを心がけるなどして再発防止したい」としている。

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