花巻空港開港60年、現地で記念イベント 5月、韓国チャーター便

花巻空港の開港から60年を迎え、記念イベントで出迎えられる乗客ら

 花巻空港は15日、開港から60年を迎えた。現地で記念イベントが行われ、岩手県職員や航空会社のスタッフらが降り立った乗客を出迎えた。県はチャーター便の誘致に力を入れる方針で、5月に韓国との国際便運航が決定。ビジネスや観光を支える「空の玄関口」活用のウイングを広げる。

 午後0時10分、フジドリームエアラインズ(FDA)の名古屋便が花巻空港に到着した。スタッフらがロビーに姿を現した乗客80人に県産の菓子とりんごジュースを配り、感謝のメッセージを添えた横断幕を掲げて歓迎した。

 県は4月1日にも花巻空港でイベントを行う。60周年を契機にロゴマークを作ったほか、コロナ禍で中断していた国際チャーター便の誘致も促進する。5月3日花巻発、韓国・清州国際空港向けの1往復2便の運航が決定。3月にはベトナム・ダナン国際空港へのアウトバウンド(出国日本人客)ツアーも組まれている。

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