五輪の正式競技になって人気上昇中だから…2026年度にも市営スケボー場をオープン 鹿児島市「一定の需要ある」

(資料写真)

 鹿児島市は、スケートボード場に一定の需要があるとして整備に乗り出す。13日発表した2024年度当初予算案に基本計画の策定など198万円を盛り込んだ。夏ごろの計画策定を目指し、25年度に設計、最短で26年度中の着工、開設を見込む。

 スポーツ課によると、候補地は市有地で検討する。8~9月をめどに、費用対効果や交通量などについての専門家の意見を踏まえて決める。県内自治体がスケートボードができる施設を設けるのは、鹿児島県、阿久根市に続き3例目。

 同課は昨年7~9月、市民や競技者、小中高校生の5000人弱を対象にニーズを調査した。整備の必要性を問い、「必要」と答えたのは41.8%、「不要」10.8%、「どちらでもない」47.4%だった。

 市は、「どちらでもない」との回答者を除けば、79.4%が必要と答えたとして、需要があると判断。五輪の正式競技となり、人気が高まっていることなども踏まえた。

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