運転手不足でつかまえにくくなっている鹿児島市中心部の夜間タクシーの課題解決に向けて、市は9~11月、目的地が近い客同士がアプリを活用して相乗り利用する実証実験に取り組む。13日発表した2024年度当初予算案にアプリ使用料など472万円を盛り込んだ。
市によると、相乗りタクシーの実証実験は県内初。客は専用のアプリを使って予約し、目的地が近い別の客がいた場合、相乗りとなる。運行コースは人工知能(AI)が決め、それぞれの客の乗車予定距離から計算された運賃が事前に分かる仕組みとなる。
実証実験では50台程度のタクシーを使用。利用可能時間帯などの詳細は市が今後検討する。