長時間の入館待ちなどが生じていた広島市の原爆資料館で、電子チケットの販売が始まりました。対象は来月1日分からとなります。
今年度、原爆資料館の入館者数は190万人を超えて、過去最多となる見通しです。
去年、入館者が激増したことにより、8月には、最大2時間待ちの行列ができるなどしたため、広島市に対応を求める声が寄せられていました。
きょうから販売が始まった電子チケットは、原爆資料館のウェブサイトに表示された専用バナーから、個人と団体ごとに時間を予約して購入することができます。対象となるのは、来月1日から90日先までとなります。
また、来月1日からは、開館時間が前後に1時間ずつ延長されますが、その時間帯のチケットは、ウェブサイトだけでの販売となります。30分につき300人に制限されているため、広島市は、混雑無く見学できると見込んでいます。
この対策は、来年3月末までの試験導入で実施状況をみて、本格導入を検討するということです。