「子どものころから夢見てきたことはやり切った」44歳で引退 高原直泰さん 地元にがい旋 現在はサッカークラブCEO兼コーヒー栽培⁉

サッカー元日本代表でジュビロ磐田でも活躍し、2023シーズンまでJFL沖縄SVの選手兼監督を務めた高原直泰さん(44)が、現役引退の報告のため、高原さんのふるさと・静岡県三島市役所を訪れました。

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<昨季で現役引退した 高原直泰さん>
「44歳までやれたのでもう十分だなと。子どものころから夢見てきたことは、やり切って終わることができたかなと思います」

三島市役所を訪れた高原さんは三島市の出身で、25年間の現役生活を終えたことを豊岡武士三島市長に報告しました。

高原さんは、小学生の時にサッカーに出会い、その才能を開花。清水東高校を経て、1998年にジュビロ磐田に入団し、卓越したゴールセンスと豪快なダイビングヘッドでファンを魅了。2002シーズンには、26得点を挙げ、得点王とMVPを獲得。J1優勝に貢献しました。

その後、活動の場をドイツに移すなど海外でも活躍。日本代表でも57試合に出場し、23得点を獲得。2006年のワールドカップドイツ大会に出場するなど、日本サッカー界の発展に貢献しました。

2016年からは沖縄に、沖縄SVを立ち上げ、選手兼監督兼CEOの三刀流で、昨季、チームをJFLに昇格させました。

現在も沖縄SVのCEOを務めながら、コーヒーを栽培する農業経営にも携わっていて、地域の産業を盛り上げる活動に力を入れています。

<沖縄SV 高原直泰CEO>
「選手としては終えたんですけど、これから自分にやれることをうまく静岡に還元できればと思ってますし、沖縄でのチームがJ(リーグ)一歩手前まで来てるので、何とか上げて、自分のチームで静岡に凱旋できるようにがんばりたいなと思います。その時を楽しみにしてもらいたいと思います。サッカー選手は終わってしましましたけど、これからの高原を楽しみにしてもらいたいなと思っています」

高原さんは今後は、沖縄を拠点に、静岡とつなぐ活動をしていければと話していました。

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