自宅に父親とみられる遺体を放置 死体遺棄の疑いで男逮捕 「父親の遺体を放置したことに間違いない」

 佐野市内の自宅に父親とみられる遺体を放置したとして、53歳の男が逮捕されました。

 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、佐野市戸室町の無職の男(53)です。

 無職の男は、去年(2023年)2月ごろから2月15日までの約1年間、自宅に遺体を放置した疑いがもたれています。

 警察によりますと15日、佐野市役所の福祉関係の業務を行う部署から「面接ができない高齢者がいる」と警察に通報がありました。

 警察が高齢者の安否を確認するため家を訪れたところ、室内から白骨化した遺体が見つかったということです。

 遺体は、年齢や性別などがわからない状態だったということです。

 警察がこの家に住む無職の男に事情を聞いたところ「父親の遺体を放置したことに間違いない」と容疑を認めているということです。

 警察は、遺体の身元の確認を進めるとともに、詳しいいきさつを調べています。

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