伊藤美誠、五輪落選も今後に言及「挫折に直面したときの態度は……」 中国メディアは「2028年に照準を合わせる」と期待【世界卓球】

卓球の世界一を決める「世界卓球2024 団体戦」が16日から韓国・釜山にて開幕した。今大会は夏のパリ五輪の団体戦出場資格がかかることもあり注目を集める。

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■早田、平野と並ぶ最年長に

パリ五輪選考レース3位に入り今大会メンバー入りした伊藤美誠。23歳ながら早田ひな、平野美宇と並び女子チーム最年長。福原愛や石川佳純といった選手が上に控えていたが、世代交代が進み立場も変わりつつある。

さらに、伊藤は2大会連続出場し、メダルも獲得していた五輪の出場を逃した。15歳の張本美和が台頭し、キャリアにおいても一つの分岐点を迎えている。

それでも、世界卓球開幕前には世界ランキング1位に向けて再起を誓った伊藤。中国メディアの『捜狐』は伊藤のパリ五輪落選に「アスリートのキャリアには常に浮き沈みがつきもの」とした上で、「彼女はさらに先の2028年五輪に照準を合わせる」と今後に期待を寄せている。

さらに、「スポーツの世界において勝利は重要だが、挫折に直面したときの態度や勇気がアスリートの価値をよりよく反映する」と言及。伊藤の今後について、「素晴らしいパフォーマンスでコートに戻り、自らの名誉を取り戻し、日本、さらには世界の卓球の発展に貢献することに期待」と卓球界のアイコンとして引き続き注目するとしている。

伊藤は今回の世界卓球、さらに今後も続くアスリート人生でどのような戦いぶりを見せ、ファンを楽しませていくのか。

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(Y.Imoto/SPREAD編集部)

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