B2青森の高原HCが「禁止事項への抵触」で契約解除…B1昇格目指すなか「20年来の友人」GMも引責辞任

B2リーグ東地区の青森ワッツは2月16日、高原純平ヘッドコーチとの契約を、14日付で解除したと発表した。

高原氏は北海道出身の43歳。2017-18シーズンに当時B2だった群馬クレインサンダーズでアシスタントコーチに就任し、Bリーグでの指導者キャリアをスタートさせると、2022年に4シーズン在籍していた越谷アルファーズから青森へ移籍した。

B2下位に低迷していた青森の指揮官に就任すると、1年目の昨シーズンは28勝32敗でクラブ初のプレーオフに参戦し、今シーズンはここまで21勝18敗と貯金を作る健闘。プレーオフ出場圏内となる東地区3位へとチームを押し上げていた。

しかし、クラブは「ヘッドコーチ契約書における禁止事項への抵触による契約解除」と、今回の人事の理由を説明。2シーズン連続のプレーオフ進出へチームが進んでいる中、思わぬ形で指揮官がチームを離れることになった。

クラブは高原氏のヘッドコーチ契約解除に伴い、「20年来の友人」だという北谷稔行ゼネラルマネージャーも責任を取る形で辞任すると発表。北谷氏は「一緒に仕事ができて楽しかったよ」と高原氏への思いを語ると同時に、「青森ワッツに関わるすべての皆様にはご心配ばかりおかけし、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪のコメントを寄せた。

なお、今後はチームアドバイザーを務めていた大島洋介氏がヘッドコーチに就任し、同じくチームアドバイザーから配置転換されたマーカス・ムーアスーパーバイシングコーチがゲームの指揮を取るとのこと。クラブ初のB1昇格を目指す中、激動の首脳陣変更となった。

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