「試す機会は結構少なくなった」山口蛍が“ルヴァン杯改革”の影響を語る!ただ神戸は心配無用「上積みはすごくできている」

ヴィッセル神戸(J1王者)の山口蛍が、2月17日に行なわれる川崎フロンターレ(天皇杯王者)との富士フイルムスーパーカップを前に会見に出席した。

神戸は今オフ、井手口陽介、宮代大聖、広瀬陸斗ら実績のある選手を迎え入れた。山口は新たなチームメイトとJ1連覇を懸けたシーズンに臨むにあたり、現状でのチーム完成度をこう伝えた。

「ベースになる部分は変わらないし、昨シーズンにいた選手もほとんどいるので、特に新しく積み上げるものはなかったですけど、新しい良い選手が入ってきて、どうやって自分たちのやり方に組み込んでいくか。少しずつできてきていると思うんですけど、まだ全員がうちのやり方に慣れてきているわけではないので、そこは試合を重ねながらになると思います」

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33歳のキャプテンはそのうえで、形式が変わったルヴァンカップに言及。ノックアウト方式で始まり、早ければ1試合で大会を去ることとなったなか、テスト機会に関する考えを明かした。

「ルヴァンの形式が変わって、試合数が少なくなり、新しい選手などを試す機会は、結構少なくなってしまったなと思っています。ただ、(神戸に)入ってきた選手は各チームで主力で出ていて、経験のある選手もいるので、そこはあんまり心配していないです。選手層の上積みは、すごくできていると思うので、去年以上にチームとして、全員で乗り切っていきたいです」

パワーアップした神戸は、今季初陣となる川崎戦でさっそく、その力を見せつけられるか。新戦力と、山口やエースの大迫勇也をはじめとしたV戦士のハイレベルな融合に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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