東欧セルビアの魅力発信に貢献 駐日大使が嶋田さん(群馬・前橋市出身)を表彰 

コヴァチュ駐日大使から表彰状が贈られた嶋田さん(左)

 東欧セルビアの魅力発信に貢献したとして、中世美術史を専門とする実践女子大非常勤講師の嶋田紗千さん(45)=群馬県前橋市出身=に15日、同国のコヴァチュ駐日大使から表彰状が贈られた。

 嶋田さんは美術史の研究に取り組む傍ら、同国の修道院などの壁画修復に協力している。今回、執筆活動や各地での講演を通じて同国の美術史や修復事業の様子などを紹介してきたことが評価された。

 都内の在日セルビア大使館で授与式が行われ、表彰状を手渡された嶋田さんは「重みを感じる。より多くの人にセルビアの歴史や文化に関心を持ってもらえるよう、引き続き取り組んでいきたい」と語った。

 嶋田さんはベオグラード大大学院留学を経て、岡山大大学院修士課程修了。2022年から23年にかけて上毛新聞の「オピニオン21視点」を担当、セルビアの美術史などを紹介した。

 同大使館は建国記念日に合わせ、嶋田さんら同国の認知度向上に貢献した個人や団体を表彰した。

© 株式会社上毛新聞社