楽天モバイルは16日、人工衛星を使った通信などを手がける米ASTスペースモバイルと連携し、楽天のスマートフォンと衛星の直接通信を2026年中にも始めると発表した。基地局設置が難しい山間部、離島など圏外地域でもスマホを使えるようにする。大規模災害時も通信サービスを提供できるとしている。
楽天の三木谷浩史会長は東京都内で記者会見し、現状で60～70％程度の国内面積に対する通信地域のカバー率を「100％に上げたい」と強調した。ASTは17年に創業し、楽天モバイル親会社の楽天グループが出資。ASTのアーベル・アベラン会長兼CEOは会見で「衛星の打ち上げペースを加速する」と話した。
